私がトーストマスターズを始めたきっかけはプレッシャーがかかる場面で堂々と
わかり易くまた説得力のある話ができるようになりたいと思ったからです

実は私はトースト活動を始める前に仕事の関係で在日米国商工会議所(ACCJ)に所属していました。そこでいくつかの委員会活動に参加していましたが、なかなか自分の意見を言うことができませんでした。そのひとつの理由としては、いままで経験したことのない状況がありました。例えば政府関連委員会の委員達は在日米国企業の支店長クラスのアメリカ人がほとんどで会議はもちろん英語オンリーです。会議の場所もスノビーな東京アメリカンクラブとかで、いかにもエリートっぽいアメリカ人が「今回の日本政府の規制緩和案は甘い!もっとアメリカ政府に外圧を使わせて、在日アメリカ企業に有利な規制緩和をさせよう!」などとシビアで過激な話をします。とても新人かつ名もない中小企業を代表する私の出番という感じがしません。ただ彼らのビジネスの世界では沈黙は金でなく「こいつ、意見の一つも出せないならここにいるな!」という原則を彼らの冷たい視線でひしひしと感じました。ただ一度びびるとなかなかびびり癖はぬけません

「これはなんとかせにゃいかん」と思い、話し方の教室を探していたところにトーストマスターズ(TM)に出会いました。そしてすぐ入会しました。その理由は

1)話し方教室のようにひとつの型にはめるのでなく自分のスタイルを見つけ、磨くことができるシステム
2)やる気のある人優先のスタイル(場数を踏むチャンスが多い)
3)マニュアルの素晴らしさ
4)価値観の違う仲間と意見を交換して学ぶスタイル
5)いろいろな状況に適応できるスピーチの種類
6)話し上手だけでなく聞き上手にもなれる訓練

もちろんこれだけではありません。でもこれでも私には十分でした。それから数ヵ月後にはACCJの委員会で自ら発言するようになり、1年後にはACCJ食品・農業委員会副委員長に就任。 3年後には同委員会共同委員長となって日米の政治家、官僚と頻繁に会って会議をしたりスピーチをするに至りました。そのときは以前のような「なんだこいつ場違いだな」という視線ではなく、「素晴らしい!さすがにACCJのリーダーの1人だ!」という目でみられたことは、勝手に私が思ったことです。そしてもちろんTM活動なしでこのようなことが実現できたとは思えません。
Thank you, Toastmasters!!!